大人も号泣する映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」

大人も号泣する映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」

すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

子どもに人気のキャラクター「すみっコぐらし」はサンエックスのオリジナルキャラクターです。

そんなすみっコぐらしを題材にした映画が「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」です。

この映画は公開後徐々に話題を集めましたが、それは「大人が見ると号泣する」というものでした。

何故それほど感動するのか。そのストーリーを追っていきたいと思います。

映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のあらすじ

北から逃げてきたさむがりの「しろくま」とその荷物である「ふろしき」。

自分は本当にペンギンなのか自身がない「ぺんぎん?」に、ほとんど衣や可食部ではないという理由から食べ残されてしまったとんかつの端っこである「とんかつ」と「えびふらいのしっぽ」。

残されることでは負けていない「たぴおか」やブーケに憧れる「ざっそう」。

気の弱く恥ずかしがり屋な「ねこ」に恐竜だけど正体を隠している「とかげ」、本当はなめくじだけどかたつむりのフリをしている「にせつむり」、おばけなのに怖がりな「おばけ」。

そんな個性的でネガティブでちょっと変わっている仲間たちがすみっこに集まります。

すみっこにいると何故か落ち着くからです。

ある日、すみっコたちは食事をとりに「喫茶すみっコ」を訪れます。

注文を終えたすみっコたちが席に座っているとお店の地下室から大きな物音が。

すみっコたちが見に行くと、光を放つ古い本がありした。

皆で眺めていると突然絵本の世界に吸い込まれてしまいました。

こうしてすみっコたちの冒険が始まったのです。

映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のネタバレ①黒い「ひよこ」との出会い

すみっコたちが絵本の中で初めに行き着いた「桃太郎」の世界では川で流れていこうとする桃を引き止め川岸にあげます。

桃を割ると中には桃太郎に扮したねこが。

ねこのもとにいぬ、さる、きじのお供がかけつけたとき、黒いひよこのような鳥も一緒にやってきました。

すみっコたちは不思議に思い「おうちは?」「仲間は?」「どこからきたの?」とたずねます。

しかしひよこはいずれも分からない様子。

ひよこが自分と似ていることに嬉しさを感じたぺんぎん?は「皆でひよこのおうちを探してあげよう!」と提案します。

すみっコたちは早速次の世界に移動するのでした。

映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のネタバレ②いろんなお話を冒険するすみっコたち

桃太郎の世界から移動したすみっコたちは、それぞれ様々な世界に飛ばされてしまいます。

「マッチ売りの少女」や「アラビアンナイト」「人魚姫」「赤ずきん」など。

各々が困難に見舞われながらもそれぞれの話を冒険している中で、「やぶれ」や「仕掛け」を発見します。

これらを利用することで色んな世界を行き来することができるのです。

さて、アラビアンナイトで空飛ぶ絨毯に乗ったぺんぎん?と合流したひよこは悲しそうにしています。

ひよこを見たぺんぎん?は「大丈夫」「ぼくも自分探し中だから」と励まします。

ひよこは「同じだ!」と嬉しそう。

そんな風に励まし合いながらでなんとか合流できたすみっコたちですが、誰もひよこの家や仲間を見つけられなかったようです。

ひよこは一体どこから来たのでしょう?皆が頭を悩ませながら辿り着いたのは「みにくいあひるのこ」の世界。

すみっコたちは湖で優雅に泳ぐ白鳥たちに途端に顔を輝かせ、ひよこもとても嬉しそう。

誰もがひよこはこの世界から来たと思ったそのとき、一羽の灰色の雛が群れに近づいてきます。

その雛は白鳥となりますが、ひよこはひよこのまま。やがて白鳥たちは飛び去っていき、ショックを受けたひよこは湖に沈んでいくのでした。

すみっコたちは慌てて後を追いました。

映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のネタバレ③一人ぼっちではなくなったひよこ

すみっコたちが最後に辿り着いたのはなにもない世界。

そこは空白のページでした。ひよこはこの空白のページに誰かが落書きしたひよこだったのです。

仲間は誰もおらず、寂しさのあまり絵本を光らせ、すみっコたちを導いていたのでした。

「仲間がいないなら一緒にいよう」とすみっコたちはひよこに言います。

ひよこはとても嬉しそう。

さあ、あとはこの世界から脱出するだけです。

この空白のページの遥か上空から光が漏れており、どうやらそこが出口のようです。

すみっコたちは今まで冒険してきた世界から物を集め、出口まで高く積み上げていき、階段が完成しました。

皆で帰ろうとする中、ひよこはあることに気付きます。

絵本の世界の物はすみっコたちの世界には行けないということです。

ぺんぎん?は階段で上がってこないひよこを見ると、連れて行こうとしてバランスを崩し、出来上がった階段を傾かせてしまいます。

ひよこはそれを支え、様々な物語に登場したキャラクターも助けに来て一緒に支えます。

すみっコたちは別れを惜しみながら戻っていき、ぺんぎん?も名残惜しそうにひよこを見ます。

ひよこは泣きながらもぺんぎん?に手を振り、ぺんぎん?は「元気でね」と言いたげな表情で帰って行くのでした。

ひよこはいつまでも手を振り続けました。

すみっコたちは絵本の世界から戻り、空白のページにぽつんと描かれたひよこを見ると、皆で空白のページに絵を書いたり色紙を貼ったり仕掛けを作りました。

今やそのページにはひよこの他にお家や仲間たちが描かれています。

心なしかひよこは満足そうでした。

どのような点が大人に響くのか?

この映画は子ども向けであり、全体的に分かりやすくゆったりとしたストーリー進行が特徴的です。

では、何故大人が見ると心を打たれ、泣けてしまうのでしょうか。

この映画に登場するすみっコたちはいずれもすみっコたちのいる世界のはみ出し者たちです。

自分に自信が無かったり気が弱かったり、とにかくずっと隅にいて目立ちたくない。

そんな彼らは家族や仲間、家さえもないひよこを見て、なんとか力になってあげたいと思うのです。

言ってみれば「ただそれだけ」です。

しかし、その純粋さや優しさに目頭が熱くなります。

絵本の世界に登場するキャラクターたちも悪い者など一切おらず、優しいストーリーが心に染みます。

子どもに戻ったような気持ちで、ただただすみっコたちを応援している日があっても良いと感じさせてくれるような安堵感を感じさせる映画であり、大人に響いているのではないでしょうか。

映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」まとめ

映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は、子どもが楽しめることはもちろん、大人にも響く素敵な作品です。

刺さる人には号泣してしまうという声もありますから、子どもと見る、と言う方は泣きすぎないようご注意くださいね。

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