はじまりへの旅のあらすじやネタバレについて

はじまりへの旅のあらすじやネタバレについて

はじまりへの旅

 

理想的な子育て方針と聞いて、どのようなものを思い浮かべますか?

おそらく、十人十色な答えが返ってくるでしょう。しかし、どの方針も子供のことを一番に考えたうえでのものであることは確かでしょう。

 

今回は、独自の子育て方針で子供たちを育てる風変わりな父親と、その家族を描いた映画「はじまりへの旅」をご紹介します。

 

 

はじまりへの旅のあらすじ

 

ベン・キャッシュ (ヴィゴ・モーテンセン)は、アメリカの暮らしや資本主義経済に失望し、6人の我が子とワシントンの森で、自給自足の生活を送っていました。

ベンの子育て方針は、自然と共存しながら、文明に頼らず哲学と共に生きていくこと。

 

そのため彼らは朝からランニングに筋肉トレーニング、ロッククライミングなどの厳しい鍛錬に勤しみます。

また、夜は哲学を学び、食事は全て採集でまかなっていました。

子供たちは学校に通っていませんでしたが、難関大学レベルの学力と、6カ国語の語学スキル、一流アスリートなみの身体能力を持っていました。

 

世間一般的な暮らしとはかけ離れた生活でしたが、家の中は常に幸せで満ちあふれていました。

また子供たちはベンを尊敬し、哲学に基づいた原始的な生活に誇りを持っていました。

 

しかし、ある日そんな生活に翳りを見せる、決定的な事件が起こります。

双極性障害で入院していたベンの妻レスリー(トリン・ミラー)が自殺してしまったのです。

 

さらに、レスリーの父は、「娘が自殺したのは、お前が風変わりな生活を強いたせいだ。

葬式にきたらお前のことを警察に逮捕させる。」とベンをなじりました。

 

しかし、ある日打ちひしがれるベンの元に、一通の手紙が届きます。

差出人はなんと、妻のレスリー。

そして彼女の手紙の内容は、「私の葬式に来て下さい。

 

また遺体は土葬ではなく火葬を望みます。そして遺灰はトイレに流して下さい。」というものでした。

この手紙を読み、ベンはと子供たちを連れて森を出て、愛する妻レスリーの葬儀に向かうことを決意するのでした。

 

 

見所その①文明的な暮らしに触れたキャッシュ一家の葛藤

 

森から葬式会場まで向かうことにしたキャッシュ一家。

非文明的な暮らしをしていた彼らですが、旅の道中で今まで触れてこなかった文明的な暮らしに交わることになります。

スーパーマーケットにジャンクフード、そして町で生活する人々。

 

そんなものに触れて、子供たちは当たり前だと思っていた自分たちの暮らしに疑問を持つようになります。

「本で読んだ知識を知っていても、靴のメーカーや流行、テレビ番組について何も知らない自分たち。

 

本当に今までの暮らしは良いものなの?」と。

またそんな彼らを説得し、文明的な暮らしに引き込もうとする親戚たちも現れ、ベン自身も「今までの生活や子育て方針は本当に正しかったのか?」と葛藤するようになります。

文明的な暮らしと特殊なキャッシュ一家の暮らし、果たして彼らにとって本当に幸せな暮らし方とは、どちらなのかという所が見所です。

 

 

見所その②前半と後半でキャッシュ一家の印象が変わる

 

前半はキャッシュ一家の視点から幸せな日常が描かれています。

しかし、物語が進むにつれてベンの妹一家やレスリーの父母の視点を介し、彼らの異常さや偏った考え方、常識からいかに外れているかが強調されて描かれています。

そのため、前半と後半でキャッシュ一家の印象が大きく変わるのが印象的です。

 

例えば前半でベンは子供の疑問には何でも答える偉大な父親というように描かれていました。

しかし、後半は本来子供に隠すべき、性的な質問や残酷な事実まで、包み隠さずに話す非常識な父親として描かれています。

 

また子供たちも前半では、快活で聡明な子供たちとして描かれていますが、後半では世間を知らない哀れな子供たちというような描かれています。

果たしてキャッシュ一家やベンの考え方は本当に間違っているのでしょうか?

 

 

見所その③悪人が出てこない

 

キャッシュ一家の暮らしを痛烈に批判する親戚たちは、一見悪者のように思えるかもしれません。

しかし、実際は全員考え方が違うだけで、「子供の幸せを願う大人たち」であることには変わらないのです。

つまり作中起こる問題や葛藤は、誰もが子供たちを愛し、子供たちの幸せを考えているからこそのものなのです。

 

子供たちを第一に考える大人たち、大人たち考えや自分の状況に困惑する子供たち。

彼ら一人一人の心情に注目し、自分ならどうするだろう。と考えながら観ると面白いです。

 

 

はじまりへの旅・ちょっぴりネタバレ

 

バスで葬式会場に向かったキャッシュ一家は、ワシントンの森からバスで葬式会場である、ニューメキシコに向かいます。

しかし、ヒッピー同然の暮らしをしていた彼らは、通行人や親戚からしばしば時代遅れな生き方を批判され、葛藤に苦しみます。

 

そんな中、一家はついに葬式会場にたどり着きます。

しかし、彼らの格好は赤いスーツにガスマスク、着ぐるみパジャマという奇抜な出で立ち。

 

果たして彼らは無事レスリーを火葬し、遺灰をトイレに流すことができるのでしょうか?

また文明的な暮らしの人々と関わったことで、彼らの生活はどのように変化するのでしょうか?

 

続きは、ぜひ実際に観てみて下さい!

 

 

はじまりへの旅・評価

 

4.5 ☆☆☆☆

大自然の中で生活を送るキャッシュ一家の暮らしぶりは、現代の生活には無い魅力があり、日々の生活は本当に幸せなのかと考えさせられます。

ただ、子供の飲酒シーンや性的発言、宗教批判が出てくるため、お子様と観るのは少し難しいかもしれません。

 

しかし、観る人が今まで作り上げた幸せな暮らしという価値観を、大きく変えるきっかけになる映画であることは確かです。

従って、子育て方針や、社会のあり方、日常生活に疑問や不満を持っている方は、ぜひ観てみてはいかがでしょうか?

 

 

はじまりへの旅を観るには?

 

はじまりへの旅は、現在U-NEXT、Amazon Prime Video、FODPREMIUM、TSUTAYADISCUSで配信中です。

ご紹介しているサービスに登録し、月額料金を支払えば無料で視聴可能です。

 

 

はじまりへの旅・まとめ

 

今回は、森で自給自足生活を行う、一風変わった家族たちを描いた映画、はじまりへの旅のあらすじや見所、ネタバレについてご紹介しました。

 

下記が当記事のポイントです。

 

・はじまりへの旅は独創的な子育てをする父親やその家族の葛藤が中心に描かれている

・今の社会のあり方や、子育てについて考え直すきっかけになる内容

・現在、 U-NEXT、Amazon Prime Videoなどで配信中

 

気になる方は、ぜひ観てみて下さい!

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